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わさびの歴史
わさびの学名・和名
わさびの学名は、Wasabia Japonica Matsum.と言います。WasabiaはWasabi(ワサビ)に由来し、JaponicaはJaponicus=日本の、という意味で、まさに日本原産が学名に生かされているのです。
和名は、『本草和名』(918年、深根輔仁により編集された薬草辞典)によると、深山に生え、銭葵(ぜにあおい)の葉に似ていることから山葵(やまあおい)の名が生まれ、のちに和佐比の名前(漢名)がついたといいます。また心臓形の葵の葉に似て、沢に生えていることで沢葵(さわあおい)と呼ばれ、これが短縮され「サワヒ」となり、転じて「ワサビ」になったとの説もありますが、語源ははっきりしないようです。しかし、別名および方言では山葵が生きていますし、漢方生薬名でも「山葵(さんき)」と呼ばれています。現在では辞書でもわさびは山葵(わさび)となっています。
食品としての歴史
わさびは日本全土の深山の冷たい清流に自生していたため、かなり古い時代から私たちの先祖の生活の中で活用されていたようで、奈良時代(710年〜793年)にはすでに薬用として利用されていたようです。三重県には786年、弘法大師が高野山の自生わさびを中禅寺周辺に植栽されたという伝説が残っています。また、山口県でも壇ノ浦の戦い(1185年)で敗れた平家の落人たちが木谷峡の自生わさびを採り、根茎をヤマメや鹿肉の刺身に使い、茎葉を漬物にして食べたと伝えられています。
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